この記事の続き。
あっては困るモノを処理するだけの充分なエネルギー(物理的にです)があれば、
不快な症状を感じることなく処理されます。
エネルギーが足りないけれど、これ以上しまっておくことができない、となると、体は「炎症」という状態を起こして処理しようとするんですね。
(そして、残念なことに、抑制する物質が溢れているのと同様、炎症を起こす物質も溢れています)
この場合も、「出すためのエネルギーがあるから、炎症の力を使って出す」というケースもあります。
私、最近それがありました。
「耐えきれずに出た」のか、「余裕で出せるから出た」のかわからないけど、皮膚炎が、5年ぶりくらいに出ました。
ちなみにこの皮膚炎、確定診断をしていないけど、形状からして、おそらく自己免疫疾患に由来するもの。若い時から年に一度は必ず出ていたもの。
今にして思えば、とにかく抑制に抑制をして出なくなっていました。(薬剤以外で)
2021年秋から食の180度転換を始めて4年目。
すこぶる体調がいいので、やっと「不要なモノを処理して出せるエネルギー」が確保されるようになったのかな、と思っています。
以前は、強いステロイドの「鎮める力」よりも「皮膚炎が出てくる勢い」の方が俄然強くて、結局「出切らないと鎮まらない」と、カラダで納得した経緯もあります。要するに「諦めた」んだけど(笑)
それでも肌が汚くなるのが嫌で嫌で。
ただでさえ炎症がひどくなる体質(自己免疫疾患による)から、少しの皮膚炎でも本当に見た目が強烈になるのです。これが年に1、2度とはいえ、何年も何年も出ました。
仕事が仕事ですからね、「うつる皮膚炎ではない」と言っても見た目の悪さに引かれていました。
薬使わないの? と言われて、『使ってるに決まってんだろ! 強いステロイドでも出てくる勢いに負けて、効かねえんだよ!!』と何度怒鳴りたくなったか。
抗ヒスタミンも眠くなる割には、まー効かない。
「炎症を鎮める」「体にいい」と相当持ち上げられていた(今も相当持ち上げられている)食品を積極的に摂り始めました。
ある種の油です。コレを料理に入れるのではなくて、飲んでいたからねー、あの頃の私は。
何もしなくても、抑制するものは色んなところから日々入ってくるのに、更にせっせと摂っていたのですよ。
毎日何度も、それを毎日毎日、何ヶ月、何年。それとは知らずに、体にいいと信じて。
「体の働きに抑制をかける」というのがどういうことなのか、深く考えていませんでした。というか、知らなかった。
で、どうなったかというと、皮膚には出なくなったけど、別のところからある病態が出て、ある宣告をされたというわけ。あ、でもやっぱりそれも「粘膜」だったな。
今にして思えば、もしかしたら、そういう「奥に固まったらヤバいもの」を出すために、カラダは頑張って皮膚から出していたのかなーと思います。(余談・体に聞いてみると実際そうだったみたい)(注意・あくまでも私の場合です。他の人のことは分かりません)
「そうか、“治った=原因が消えてなくなった”わけじゃなかったのか」と、色々と体の仕組み、働きを再学習するうちに分かったのですが、すでに遅し。
いやいや、遅くなかった。ギリギリそこで気がつけたから。
そこから180度転換する覚悟ができたから。
それが間違っていたとしても、自分の体だから自分が責任を負えばいいだけだってのも大きかった。
で、2021年秋から4年目。
もしもこれが体の摂理に逆行することだったら、これほど体調が良くなることはないだろう、というのが私の実感。
私の場合はエネルギー的対処やスピ的対処もしているとはいえ、肉体がある以上、メインはあくまでも「物理」ですから。
「宣告された、とある病態」は、完全に消えたわけじゃないけれども、じわじわと軽くなっているのは確か。
治らないと言われているので、その点は何というか、気が楽かな。実は「治そう!」 と思っているわけでもない。
死ぬまで快適な体があってくれればとは思う。
ただ、これの変化を追っていると、あらゆる意味での「ストレス」が、本当に体に及ぼす影響は大きいんだなとわかる。
そもそもが自己免疫疾患持ちという「慢性炎症」状態なのがベースなので、『炎症を起こすマッチの役目をするもの』と、『マッチが火をつける材料となるもの』を避けるようにはしています。
でもこれまで書いてきたように、完全にそれを避ける生活は不可能なので…それでも「知っているかどうか」というのは、大事なことです。
で、その皮膚炎ですが、3週間ほどかかって自然に鎮りました。
出ている間は、体が処理するためのエネルギーが足りなくならないように、心掛けました。
あー、こういうことを、もっと早く知っていたらなーと心の底から思います。
まあ、こういう時期的なのも多分、色んな意味があってなんだろうなあ。
あんなふうにギリギリまで追い詰められなかったら、180度転換なんて出来なかっただろうし。
それはわかるんだけど、
もしも知っていたら、どんなふうに生きていたんだろうなと思う。
色んな選択が違っていたんだろうな。
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