◆ネタバレ注意◆
アベンジャーズのあのシーンを、別の面から見てみた
サノスが地球を破壊しにきた時のやりとり
アベンジャーズで、サノスが地球を破壊しに来て言ったことがあります。
「全てを無にする必要がある。
無になったところから、また新しいものを創り上げる。
そこに生まれ生きるものは、もうその世界しか知らないから、何も問題は無い」
…正確な言い回しではありませんが、そんなようなことを言っていたと思います。
当然「現在そこにある存在」は激しく抵抗するわけです。今の自分や、今の全てが無になるのですから。無かったことになって、その後にまったく別のものが創られるのですから。
変化を嫌う潜在意識
実は私、そのやり取りを見て、
「ああ、もしかしたら、自分を大きく変えようとする時の潜在意識って、こんな感じなのかも知れないな」
と思ったんですよね。
大袈裟なことはなく、変わろうとする時というのは、潜在意識にとっては、あれくらいの恐怖と拒絶を生むものなのかも知れないなと。
なぜなら潜在意識にとっては、何よりも優先されるのは「生存」で、変わることというのは、生存を脅かす事。
「せっかくここまで生きてきたのに、今までと違うことをやったら、死ぬかもしれないじゃないの! 冗談じゃない!!」
というに等しいもの、なんですよね。
だから、変化が大きくなればなるほど、抵抗も大きくなるというわけなのです。
作中のサノスのような無茶な変わり方でなくても、潜在意識にとっては同じことなんだろうと思います。
そうかー、こんなに恐怖や拒絶が強けりゃ、そりゃ潜在意識もあの手この手で変化させないようにしてくるよねー。
行動させない最もな理由を見せてくるよねー。
…と、1人ウンウンと頷いていました。
行動によって変わる未来
エンシェント・ワンが、「このストーンを渡してしまったら、この世界の何万という人々が苦しむ事になる」というような事を言っていました。
ある結果が得られる道があって、それはタイムストーンがそこにある事で出来る道。(作中では、人類が救われる道)
「今ここで私がストーンを渡したら、その未来とは別の未来が生じる」と。
過去の時点で違う事をすれば、その時点から別の未来が出来てしまう…という事を、エンシェント・ワンは言っていました。
(作中では、人類が滅ぶ道になるのだろうと思います)
だから、キャプテン・アメリカは、全てが終わったらストーンを元のところに戻したのです。
未来を変えないために。
エンシェント・ワンのこの言葉、私は「選ぶ選択によって、進める未来はいくらでもある、という事だよね〜」と頷きながら観ていました。
だから、選ぶ、決める、行動するってホントに重要なんだよねーと。
違う切り口から見ると違った発見がある
ものごとに対していつもとは違う見方をしてみると、面白い事に気づけたり、答えがふと閃いたりします。
人の言う事をいつもとは違う面から見たり、別の人になりきって感じてみたりすると、「へーーー!」という発見があったりもします。
そういうネタって、映画の中にも結構あるものなんですねー。