「万引きがやめられない」と、涙ながらに謝罪されていたHさん。
トップランナーとしての輝かしい功績と今回のこと。そのギャップから、ご本人もさぞや苦しまれたのだろうと想像致します。
◆ご注意◆
単純に、過去数は〇、ライフパスは〇、課題数は〇…ということのみでの鑑定はしておりませんので、ネットにあるような「〇の人はこんな性格」的なものとは違っている場合が多々あります。
よって、「私も〇だから同じ?」と早合点をなさらないよう、お願い致します。
●Hさん 女性 36歳
●生年月日 1982年1月9日
●過去数 9
●ライフパス数 3
●課題数 1
もともと、とても真面目で自分を律する能力がおありのかた。自分に対して求めるものや理想が高く、それだけ自分に厳しくなるかたのようです。
先天的なものには及びませんが、後天的に「広い意味でのスタミナ」にも恵まれています。
自分の欲求を満たす事よりも先ずは周囲からの期待に応えようともしがち。
これは自分の評価が外からの評価に依ってしまうということなので、実は自分に対して強い劣等感がおありだったのではないかと思います。
外からの評価を高めることで、自分の存在価値を見出そうとされたのかもしれません。
その方法としてこのかたが、アスリート、マラソン、自分ひとりの中での戦い、というものを選ばれたのもお持ちの数字的にみて如何にも、という感じが致します。
この辺りは、ご自分がお持ちのものを敏感に捉えてその能力を発揮されたのでしょう。
「自分にかなり厳しくなりながら、価値を自分の外に依存しまう」という傾向が見てとれること、そして、停滞は好まず『走り続けて』いることを求めるかたなので、走っているランナーがいきなり来た横からの力に弱いように、不安定になりやすい性質をお持ちと思います。
そのようなところが、より、依存度を高くしてしまったのかもしれません。
あと一歩のところで完成、というのがこのかたの過去数9という数です。その分、「持っているもの」ではなくて、「あと一歩の足りないところ」にフォーカスしまうと、自分が許せなくもなってしまいます。
さらにその足りないところを外からの評価で埋めようとすると、自分を認められなくなってしまうので、とても苦しんでしまうのは明白。「9」=「苦」にもなりかねません。
そして自分に厳しいということは裏を返すと周囲にも厳しい目を向けがちということでもあり、選手時代やもしかしたら現在でも、
「何故こうしてくれないの」
「なぜわかってくれないの」
というような思いが、意識せずとも大きかったのかも知れません。
また、このかたはライフパス数が3。
3は未来を見て生きて行く、いわば子供のようなエネルギーを持つ数。
ポジティブに現れれば自分だけでなく周囲にも喜びや希望をもたらそうとする数です。
これまで勉強も含め色々な方を鑑定させて頂いていますが、3がネガティブに現れている方は、ストレスにとても弱いという特徴があるのではないかと思っています。
Hさんの場合は、自我が強くもあり、状況によっては「自己中心的」に物事を捉えてしまう傾向も強く出るようです。
ここに過去数の影響も加わりますので、視野が自分を中心として狭くなり、大きな視点から「引き」で物事を見ることが難しくなるのだろうと思います。
そして、足りないものへのフォーカスから「過去のなにか」が前に進もうとする理性を抑え込み、ライフパス3の本来の性質である「未来を見て行く」という目的が生きてこないという悪循環があるのではないかと。
このあと3年ほど先が見えないような焦りを感じるかも知れませんが、ここで自暴自棄にならない事です。
現在治療をなさっているとのことなので、じっくりと焦らず腰を据えてかかる方が、長い目で見た時に、それが望ましいと思います。
ゆっくりと、ご自分を責めずに、心の健康を取り戻して頂きたいものです。
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そして、あくまでも仮定の話として、この鑑定結果を基にして私がもしこのかたを施術する機会があって、その計画を立てるとしたら、どんなエネルギーを抜くと良いか…と考えてみました。
●恐れのエネルギー
(失う事、入ってこないことに対して→モノ、ひと、未来、評価…)
●自分に対する怒りのエネルギー
(完璧になれない自分に対して、弱い自分に対して、他人に寛大になれない自分に対して、
他人の期待を裏切ってしまう自分に対して…など)
●他人に対する怒りのエネルギー
(自分の頑張りをわかってくれない、自分をこちらが期待するように評価をしてくれない、無条件に受容してくれない、頑張る私でないと認めてくれない、頑張っていることを認めてくれない…)
●選手時代に蓄積された、「身体的な不足」に関するエネルギー
●(これは鑑定から導き出したのではなく、過去のお写真のエネルギーから感知)子宮が溜めている「渇望」のエネルギー
ただ、実際に施術を開始したその時点で、おそらく他にもっと抜くべきものが見えてくるでしょうし、ほぼ確実に、一度では終わらないケースになります。