夜勤をやるにあたってのエネルギーについて、ということで先日書いています。
入れるエネルギーと必要なエネルギーが釣り合っているのが理想ですが、
現代の人は、殆どの場合『体が本当に必要な』入れるエネルギー量は、体が必要とするエネルギー量を大きく下回っています。つまり日々エネルギー的にマイナスとなっています。
『体が最も必要とする栄養素を折角入れても、もはやそれを上手く利用出来ない体になっている』
という人も多いと感じます。
自分がそうだった(今も完全にそこから抜け出すには至っていなくて、ストレスがかかるとよく分かる)ので。
【入れるエネルギー<必要なエネルギー】
になると、体は組織を崩すことで必要なエネルギーを賄おうとします。その過程でまた体にとっては好ましくない、分解や処理にエネルギーを要するものが生成されます。そもそもエネルギー不足なのに。
悪循環。
でも体はそうやって生命を維持しようとするんです。健気ですね。
そうやって脳や心臓など、生命維持に不可欠なところからエネルギーを優先的に回すんですね。
なので、回復力の優れた皮膚、粘膜などは優先順位が低く、最後の最後になります。(充分なエネルギーがあれば回る)
そして、
必要なエネルギー>入ってくるエネルギー
の状態が長年積み重なると、さまざまな不快な症状(控えめに言って)となって現れて来るんですね。
私も典型的なそのタイプでした。
ほんの2年前までは、良いと盛んに喧伝されていた(いまもされてます)食物の摂り方を長年して来ました。
生体の働きを知れば知るほど、恐ろしいことをして来たと思います。
が、後悔先に立たずで、情報を深く調べもせずに安易に飛びついてしまったんですね。こんなに喧伝されて常識みたいになっているんだから、良いに違いないと。
そう。良かれと信じたんです。
必要なものを極端に減らし、むしろ負担になるものをせっせと入れて、どれだけ体に鞭打って来たのか。
2年前に、これはおかしいと自分の体で気が付くきっかけがあったからこそ、それまで盲目的に実践して来たことを疑問に思って改めて調べ直した結果、180°転換したのですが、きっかけがなかったらあのまま突き進んでいた事でしょう。
正直、転換するのもはじめは怖かったです。本当にそれまでと真逆でしたから。
ただ、昔習った記憶と今の風潮のギャップを鑑みて、
「体の仕組みそのものが変わるはずが無いのに、何故そういう理論になる?」
「害を及ぼすと言われている"ある物質のある状態"は、“良い”と盛んに言われている物質の“ある状態"から生まれる。そっちの方がはるかに体には害があるのに、なぜそちらには誰も触れないの?」
「私程度の頭でも分かることを、もっと頭の良い人たちが気がついていないはずがないのに、何故誰も触れないの?」
という違和感が拭えず、自分の体で確かめてみようという気になりました。
(余談ですが、同じ種類の気持ち悪さを、この4年間ずっと感じ続けています)
残念なのは、即効性がないということ。
20年かかって出来てしまった体の中が、2年やそこらで戻るはずがないという当たり前のこと。
めちゃくちゃ異端、マイノリティであるということ。
それでも薄皮を剥ぐような変化は感じられています。
昨日と今日くらいでは違いは分かりませんが、ひと月前、3か月前、半年前、1年前と比べると、確実に「本来に戻って来ている」という実感があるので、例えば3年後にはどれほど軽く爽快になるのだろうかと思うと、楽しみでたまりません。
ストレスがかかった時の一時的なダウンは(確実に軽くなってきているとは言え)まだまだ辛く、これをもう少し軽くやり過ごせないものかなと思いますが、まあ、結局は地道に必要なエネルギーを入れてあげるしかないんですよね。
医薬品で『入れたら即効性があるのが当たり前』という捉え方にすっかりなっているので、ここも意外と引っ張られるポイントなのです。
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