偉い人の発言をメディアで目にして、心底幻滅した。
某医療系大学の教授が。
免疫が活性化して帯状疱疹が出るんだと。
何言っちゃってんの。
帯状疱疹は、免疫力の低下があるから出るのだと、学生でも知っている。一般の人にだって広く知られている。
かつては今のような、『犬も歩けば帯状疱疹に当たる』みたいなことは断じて無かった。
いや、もうこの人に限らず、言ってることメチャメチャで良心を失ったような「専門家」が大勢なんだけど。
もうかつての知識は文字通り抹殺されたのだろうか?
かつて当たり前だったはずの、医学的な知識や常識が無きものとされて3年ほどが経つ。
一体どうしちゃったんだろう、みんな本気でそんなことを考えてるの?
今まで学んできたことと逆のことだよ?
本気で言ってるの?
だって、あれほど勉強して来たことだよ?
当たり前の事だったんだよ?
時代が変われば常識も変わる。
でも、「生体の働き」は、時代が変わろうと変わることはないはず。細胞の働きはそんなものではない。
なのに、生体の働きそのものが変わったかのような解釈がこの数年行われ続けている。
初めはそれが信じられなくて、愕然とした。
でもきっと、戻るはずだ。本来のものではないのだから。
そう思って来たけど、ついにここまで真逆のことを公然と口にする専門家が出て来てしまった。
ヒポクラテスの誓い、ナイチンゲール誓詞。
私たちは、初めてナースキャップを頭に載せた時に、
『……知りつつこれをすすめざるべし』
『我が手に託されたる人々の幸のために身を捧げん』
と誓ったはず。
それを誇りともして来たのではないだろうか。
私が20代の頃から心身を捧げて来たものは、もう今の医療界には無くなってしまったとこの頃強く思う。
…いや、もしかしたら、そんなものははじめから無かったのかもしれない。私はずっとまやかしを見て来て、はじめからこれが本当の姿だったのかもしれない。
むしろその方が納得がいく。
なぜ。
一体なぜここまでになってしまったのか。
ものを考えたくない、
責任を負いたくない、
誰かに決めてほしい、
確かにそれが共通意識の最たるものであったのかもしれないけれど、そういう人ばかりでは断じて無かったと私は思っている。
まるで断末魔を見せられているようだ。
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