若い頃、勤めていた某医大病院での話。
新卒で夜勤に入っていた頃なんですけどね。
やっぱり緊張するんですよ。
何があるかわからないし、勿論新人にはベテランの人が一緒に組むようにはなっていたんですけどね。
ベテラン相手だと確かに安心感はあるものの、自分がまだまだ未熟で、判断力や予測力も全然だし、満足に動けない事も自覚しているので緊張感は2倍(以上)なんです。
そんな中でも修羅場を何度か経験するうちにクソ度胸がついて来て、ビビらずに対処ができるようになるし、修羅場が来ても無事に日勤に繋げるため、あるいは未然に防げるものは防ぐべく、予測力や判断力、技術力を自ら進んで磨いていくわけです。
とは言っても、やっぱり経験そのものがかなり大事なことではあるんですけどね。
まあ、そんな緊張感のある夜勤中、いつも買っていたものがありました。
ライチのジュースです。
何故にライチだったのかはよくわかりませんが、毎回毎回ライチのジュースを、食事休憩の時に自動販売機で買っていました。
他のものでは何故かダメで、必ずライチでした。
なので、今でもライチのジュースを飲むと(当時のものとは当然違うものなんですけど)、若い頃の夜勤の空気とかあの時の風景とかを思い出すんですね。
私には、ライチのジュース=夜勤の味、なのです。
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