自分がその渦中にあるとなかなか気がつかない(自分もその環境が当たり前になるから)のですが、そこから出てみるとよくわかります。
最近、『発展している組織と残念ながら先が無いだろうと思える組織と、どこが決定的に違うのか』について、成る程と思うことがありました。
両者の、非常に大きな差。
発展している組織(企業としますが)は、利益を職員へ還元する事を惜しんでいないのです。
一方で、「発展はないだろうな」と思う組織は、『いかに出さないか』を考えていて、とにかく還元しない。なんてセコイのか、と思うくらいに。
そのわりに体裁は大事にし、身の丈に合わないこと(背伸び)には懸命。
お金の流れというのがあれば、入り口と出口が当然あるんです。
前者(発展する企業)は入り口も出口も詰まらせていない。
後者(発展は無いだろうと思える企業)は出口を詰まらせている。出口が詰まるから、必然的にお金の流れが淀んで流れなくなる。だから入り口も詰まってくる。なので、発展もなくなってくる。
だからさらに悪循環。下向きの螺旋階段が出来上がる。
前者と後者と両方の組織を知り、これを外側と、内側と両方から見たことで、本当にそれがよくわかりました。
そして、発展しているところはこれを当たり前にやっているんだなと。
だからこそ、それがまた善い循環に繋がっているんだなと。
…で。
これを、個人に当てはめるとどうでしょう。基本は一緒です。入り口と出口があるのは同じ。
できるだけ出したくないと思うのは庶民にとってのあるあるですよね。(私含め)
その中で、どういう循環のさせ方をするか。
『出せば入るのか!』
とばかりに、収支も考えず使っていては破綻します。
『ワクワクしながら出せばいいのか!』
というのも同じ。収支も考えずワクワクが大事と使っていたら、生活出来なくなります。そこはキチンと区別が必要です。
まずは収支を考えて、身の丈に合ったことを、というところです。
その上で大事なのは、それが自分にとって本当に必要なのか否か、ではないかと思います。
本当に必要なのであれば、惜しまないことではないですかね。