誰かにひどい事を言われた。裏切られた。ひどい仕打ちをされて、深い深い傷を負った。
時が経って「ひどい事をした人」は、今はもう目の前から消えた。(あるいは、まだその人は居るけれど)今もひどい事をされているわけではない。
でも、時々蘇る。今はもうその人はここにいないのに、その時の記憶が蘇って、その時の哀しみが、怒りが、羞恥心が、心の痛みが追体験される。
目には見えないけれど、原因となった人もなった事も、もう過ぎ去ったけれど、そのあとも何かが残り続けているからです。
そういったものは自分を自然と「戦闘態勢」の状態にし続け、周りを警戒し、またあるかもしれない「攻撃」に備え続けるのです。
いつ攻撃を受けても、今度は傷つかないでいられるように。受けるダメージが少なくて済むように、攻撃そのものを避けることが出来るように。
顕在意識でそうしているという自覚が無くても、受けた傷が大きければ大きいだけ、無意識レベルで、常に戦闘態勢に自分を置いているのです。
ですから、心は(身体も)当然休まりません。
リラックスした状態からは遠くなります。というより、真逆です。
そしてまた同じようなシチュエーションに遭うと、
「ほら、やっぱり準備していないとダメなんだ」
「だから、いつも準備しておかないとダメなんだ」
という思い込みが強化されていく。
あるいは自分がいけないのだと、自分を責めて責めて、自分を否定する人もいるでしょう。
それらの思い込みは強化されるから、同じようなことばかりが見えるようになり、さらに思い込みは強化されていく。つまり悪循環が始まるのです。
常に戦闘態勢をとっていると、体に回るべきものがストレスへの対処で消費されてしまいます。
そんな事が続けばやがて、身体や心に色々なことが出てくるようにもなるのは、想像に難くありません。
リラックスするために、心身の緊張を和らげるために有効な事は色々あります。
音楽を聴いたり、森林浴をしたり、綺麗な景色を見たり。α波が出る事をしてみたり。カウンセリングを受けてみたり。
そして、エネルギーデトックスワークもまた、有効な方法の1つです。しかも「元」に働きかけることのできる稀有なものです。
「自分の内にあるストレスのもと」
つまり、ひどい事をしたその人はもういないのに、ひどい事はもう過ぎ去ったのに、自分をずっと戦闘態勢にしている不要なエネルギー、それを元から断つ(抜くことにより)ことが出来る方法です。
あなたはいつまでストレスの種を育て続けますか?