今週のお題「理想の老後」
仕事柄、早くに亡くなる人も、100歳を超えて長生きする人も見て来ました。
昔は、長生きすることがすなわち幸せなんだ、と信じていました。無条件に。
でも、今は違います。
本当に多くの人々の生き様死に様を見てくると、必ずしも年の数で幸せかどうかはわからないなと思うようになりました。
長生きが必ずしも幸せじゃないこともある。
早く亡くなることが必ずしも不幸とは言えないこともある。
それは、その人にしかわからないことだなと。
理想の老後と言われて、理想ってなんだろうと。
理想というものは私には多分ないけど、
死ぬときに
「色々あったけど、今思えば楽しかったな」
「生まれてくることが出来て良かったな」
「生まれてきたから、こんなに沢山の人と出会えて、こんなにたくさんの経験もできたんだな」
と思えればいいんだろうなとは思います。
もしやり残したことがあったとしても。
何か後悔があったとしても。
それもこれも含めて人生であって、この世に降りてきた目的なんだろうと思うのです。
人から尊敬されることでも、この人はすごいと思われることでもなく。
地位や名誉や肩書きでもなく。
それらは目的ではなく、
どう行動するかによって付いてくる結果でしかないのです。
人からの評価ありきは、自分の人生でなく、
簡単に人から左右される人生になってしまうから。
…と、こういうことを書くと、
「じゃあ自分がやりたいようにやればいいんですね!」
「人から何と思われても、人の迷惑になっても、自分がやりたいようにやることが大事なんですね!!」
と激しく曲解する人がいますが、本気でそうとしか思えない人はまだ、
「人々が安心して暮らすためにある、社会のルールに則る」
ということのほうを、まずは出来るようにならなければいけません。
それが出来てからの話です。
そういえば、誰かに言われたことがありました。
「何があっても、一番最後に笑えればいい」…と。
あとは、今簡単に予想のできる範囲の老後ではなく、全然予想出来ない老後が(老後というものがあるなら)あればいいなと思う。
『うわ、そこまでいけたのか、全然予想できなかったわ! スゲーなNAMIばーちゃん!』
と、過去の(つまり今の)自分が見たら腰を抜かすようなね(笑)
↓フリーメールとハンドルネームで大丈夫です