うちのプリンターは、7、8年前くらいに「とりあえずあればいい」的に買ったものでした。
それまで使っていたプリンターが使えなくなり、その時は経済的余裕もなかったので、かなり安価なものをネットで探して買いました。
その割に、とても良く働いてくれたんですが、最近はさすがに「ああ、これはもう買い替えないとダメだな」レベルになってきていました。
時を同じくして、「これはある程度キチンとしたプリンターが要るな」という事があるのとも重なりました。
今回は前回購入時と違って、プリンターとしてはそれなりの安定した機能が欲しいなと。
そうなるとある程度の出費は致し方ない。
購入時期は、遅くても9月いっぱいまでには。
…と、考えていたところ。
思いがけず、全く自腹を切ることなく、プリンターが購入出来ました。
実は、これの上位モデルとどちらが良いかと、かなり迷ったのです。
以前の私なら「〇〇円の差なら、より機能が備わっている方を」と、割と迷うことなく上位の方を選ぶのが常だったのですが。
今回はやたらと上から、
「その機能、本当に必要なのか?」
「本当に使うアテはあるのか?」
「ちなみに過去どれほど同じ機能使った?」
「単に自己満足や安心したいから、じゃないのか?」
「上位モデルを買って本当にその機能を活かせるのか?」
というのが矢継ぎ早に来まして。
家を買うわけでもないのに、何かを購入するにあたってこれほど自分に確認を取ったのは初めて。
本当に必要かと言われれば、これまでのプリンターでその機能を使ったのは7、8年で2、3回だったな、とか。
使うアテがあるわけじゃないけど、念のために買おうとしているな、とか。
まあそうだよね、機能がたくさんついてるほうが、なんか安心だし。とか。
機能をちゃんと活かせるかと言われたら、宝の持ち腐れになるかも。とか。
…と、いうあたりがボロボロと出てきました。
これね、何もプリンターだけの問題じゃないんですよ。
つまり私はこれまで、「本当に必要かというとそうではないのに、『その方が安心だから、念のために』でモノを買うのが普通だった」ということでして。
たまたまそれを見せられるきっかけとなったのが、今回のプリンター購入という事なのです。
過不足なく、というのが一番なんですよね。
いくら良いものでも、使いこなせなければ宝の持ち腐れですし、使わないのだから、無いのと何も変わらないんです。
自分にとってどれが必要でどれが必要ではないのか、それを見分ける目がこれからは要るなと。
手に入れたのに使わない、使う気も無いのになんとなくとか、念のために手に入れる、というのは、『実はそれの価値を全然認めていない、価値を本当にはわかっていない』とも言えて、その『価値の側』からしてみれば、『要らないなら自分は必要ないね』ということになります。
それである程度の時間ののち、価値の方から離れていく…と、なっていきます。
これは何もモノに限ったことではなく。エネルギー的にも、人対人でもそれは言えると思います。
だから、【過不足無く】が大事なんです。
…そんなわけで、問答の末、今回私は下位のプリンターを購入しました。
色々と整って(整えられて)きているなあ…。
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