ものすごい昔の、昼ドラです。
田中美佐子と渡辺裕之の「愛の嵐」。
原作は「嵐が丘」
令嬢と、そこに引き取られて使用人となった孤児の少年との物語。
長塚京三が敵役(大河原)で、金にモノを言わせて、傾いた家の令嬢(ひかる)と結婚してしまうんですね。
渡辺裕之(猛)は、戦場に向かい戦死。
が。そうです、生きてたわけです。
そこから猛の復讐が始まり、同じように金で大河原を追い詰めて行く。
猛は別人のように鋭い目つきになって戻ってくるんですね。
でも、かつて駆け落ちしながら連れ戻されてしまったひかるへの気持ちと、孤児だった自分を可愛がってくれたひかるの父への気持ちは変わっていないんです。
(ひかるの父は、事業の失敗と、結果的にひかるを大河原に差し出した事への自責のためか、先祖の墓の前で死を選んだ)
ひかるを取り戻すのもだけど、かつてひかるの父のものであった全てを大河原から取り戻すために、彼は力を得て帰ってくるんですよ。
あの当時は、ま〜大河原が憎らしかったけど、今思えば、あの長塚さんの演技はとても素晴らしかったと思う。
確か、夏休みにやってたような気がします。
佳境に入ったところで夏休みが終わって、いいところが見れなかった無念さが。
最近になって、ネットで探して最終回は見ましたが、やっぱりあの当時に見たかったーー!
話そのものはありがちな話だったけど、うら若き乙女だったもので、とにかく毎日毎日楽しみでした。