離婚の前と後とで何が変わったかっていうと、あらゆる事を自分でしなければならなくなったという事です。
それこそ、手の届かないところの電球の交換から。
自治体の用事や冠婚葬祭も、離婚前は元夫と予定を分けて出席したりしていましたが
(お互いに不規則な仕事だったので、どっちが休むかと調整したり。つまり2人で分けられたから、調整しやすかった)
離婚後は全て自分が出なければいけません。
土地柄、男手の方がいいような事も結構あるのですがそれにも自分で出ます。
正直な話、あー、かなり負担だなと思う事も多いのですが。
でもここに住むのは結構快適なので(田舎ですから人によって好みが分かれるでしょうが)、自分的に快適なところに住んでいる、という事の対価みたいなものですかね。
(↓台風一過の今朝6時の空)
離婚後は数々の手続きがあって、
私は離婚を機に旧姓に戻ったので
元夫の口座から引き落としていたものを全て私の口座にしたり
銀行口座の名前の変更をしたり
印鑑を新たに作ったりと、事務的な事もかなり多かったです。
手続きにも何を先にすればスムーズか、などの順序があって、全て初めてのことで、なかなか勉強になりました。
元夫がいたころは頼っていた事も全て自分がやるようになって、
車を車検に出すのから保険を選ぶのから
寿命が来た照明器具を接続のところから取り替えたりとか
自分で(家で)車のタイヤ交換をしたりとか
子供の色々な事にも自分が対処したりとか。
あー、男手って有り難かったなぁと思ったり。
それまでは全くやる機会がなかった事がかなり出来るようにもなりました。
色々な事を元夫にやってもらってたんだなあと実感もしました。
全て自分でやらざるを得なくなって、
意外とやれるじゃんと思うようになって、
そこから世界が広がったような気がします。
私生活では超面倒くさがりの出不精だったのが、別人のように外に目が向くようになり、
一緒に旅行に行く友人が出来たり(それまでは居なかった)
初めてという事をやったり、行ったり。
えー、私ってこうだったんだーという事が分かったり。
1人で何かするという事にも抵抗が無くなって。
離婚って大きな事で(頼れるのは自分だけとなるから)負担も不安も大きいけど、人生がガラッと変わるのも確かだなぁと思う。
特に離婚後何年かは何かと大変だから、積極的に勧めはしませんがね。
そんな思い、しないで済むならそれに越した事はありません。
失ったものも確かにある。
でも、その失ったところに新たに得たものも、またとても大きい。
外側もだけど内側が大きく変わったと思います。
雌伏の時に甘んじたのも事実ですが、その時が無かったら今の私もまた無いと思うんですね。
もうすぐ丸9年になりますが、自分の選択って、その時その時で間違っている事はないんだろうなと思います。