~~エネルギーデトックスワーク協会認定上級セラピスト・1dayセミナー講師 NAMIです~~
人間万事塞翁が馬
という、故事による格言があります。幸不幸はその時にはわからない、というものですね。
20代の頃、私はとある自己免疫疾患を発症しました。(遺伝子からの確定診断に至ったのはそれから10年以上経ってからですが)
今思い出しても本当に本当に恐ろしい症状で、感覚器に重度の後遺症を残し、それによって治療はおろか、異常があっても検査すら出来ないという状況の中、薄氷を踏む思いで長年生きてきました。
看護師長時代に他の自己免疫疾患を発症、確定診断済み。他に自己抗体を確認しているが発症していないものがひとつ。その上、発症しているが確定診断をしていない(確定には生検を要するが、どちらにせよ治らないものなので、する気がない←今更ひとつ自己免疫疾患が確定したところでなんだって言うのさ、的な思考)ものがひとつ。
ここまで至って、ようやくそれまでやってきた様々なことに疑問を持ち始め、一昨年の秋から根本的に、特に食生活において色々なことを変えたわけです。
最近特に、とても体調の改善が実感できるようになった(血液データ含め)せいか、以前のような「将来への不安」がかなり少なくなりました。
1番はじめにやられた「感覚器」が完全にダメになったらというのが何よりも恐ろしかったんですよ。
また、私の持っている自己免疫疾患(膠原病)は、どれも血管を攻撃するものばかりで、特に血栓を作りやすいものたちです。これのおかげで有無を言わさず打ち切られた治療もありました。
2個目の自己免疫疾患を発症した頃、それまで何ともなかった薬でものすごい薬疹が出たり、それまで何ともなかった注射で蕁麻疹&気道狭窄が出たりしたので、薬といった類のものはほぼ利用しなくなりました。自分の免疫機能はかなりおかしなことになっているのだと強く自覚したからです。
昨日まで大丈夫だったけれど今日はアナフィラキシーが出る可能性がある、ということを肝に銘じて生活してきました。
もともと学ぶのが好きな性分ですが、特に免疫系のことについての勉強は相当してきました。
現在思うことは、本当に
『人間万事塞翁が馬』
なんだな、ということ。
1番初めのあの恐ろしい症状。
どうにか治ったけれど、後遺症とともに生きてきた。
常に頭から離れることがなかった『体の機能を失うことへの恐怖』は、同じ目にあった人でないと絶対に分からないでしょう。
私の場合、見た目は健常者にしか見えないし、実際今元気だし、そういう色々なものを抱えていることはごくごく少数の人しか知りません。
いくつも自己免疫疾患を持ったことを私は不幸だと思って長年生きてきたけれど、最近になって、これは本当に不幸だったのだろうかと思うようになりました。
私の数々の決断は、無意識のうちにもこの体の事もベースになっていました。結果それで間違っていなかったのだなということが、最近妙に腑に落ちたんですね。
もしもなんの心配もない体だったらどうだったか。
心配のある体でも、
この体としての心配とは違う種類の心配
だったとしたら。
選択と決断は、現在とは違うものになっていました。これは確信しています。
もっともそれには、積み上げてきた多くの知識と膨大な経験、更にこの何年かで言えばエネルギー的に探る、というものも大いに入ります。
それら全てが私の中で混ざり合っての現在の選択・決断となるので、これまで生きてきたことのどれか一つが欠けても全く違った道を歩いていることになったでしょう。
言い方を変えると、それら全てに「今の私」は助けられた、ということにもなるのだろうなと思うのです。
(未来をつくる、という事においてはまた少し話は違いますが)
ここでは書けないことも多々あるので今ひとつわかりにくい書き方になってしまいますが、『人間万事塞翁が馬』というのは、まさにその通りだなぁと思うのです。
////////////////////
↓フリーメールとハンドルネームで大丈夫です