看護職員の2割がセクハラ経験 8割が「辞めたい」(朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース
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驚きました。
セクハラ2割、パワハラ4割とは。
そんなに少ないはずがないじゃないですか。
特にセクハラは、私は女性看護師はほぼ全員経験があると思っていますよ。
私は初めてのセクハラは、まだ十代の学生の頃で。その当時は今みたいな図太さはなかったですからね、大変ショックを受けたものです。
辞めたいが8割というのは、まあ、そんなものでしょう。
白衣の天使という言葉がありますが、実は私、大嫌いなんです、その言葉。
私たちも同じ人間なのです。
ちなみに私は大嫌いですが、同じ看護師仲間では好きだという人もいます。だから人によりけりですね。十人十色なので。
それでも使命感があるからやっているんでしょ?
…と思われるかたもいるかも知れませんが、使命感だけで頑張れるようなところではありません。
そして少なくとも私には、犠牲的精神があるわけでもありません。
セクハラやパワハラをする人はたしかに沢山います。特にセクハラは当たり前になっている感があって、その事自体が異常だと思います。
ただし、今はこちら側も、管理職が毅然と対応しているところが多いとは思いますが。(ウチはそうです)
パワハラに関しては、私がナースになった頃は、自分を「お医者『様』」と勘違いしているアホ医師も多く、医師からのパワハラは本当に酷かった。
勿論、比率的にはそうでない医師の方が多かったですけどね。
「じゃあ何故やっているの?」
患者さんも医師も、そんな人ばかりではないのです。
命をもって、多くのことを私は老若男女の患者さんから教えて頂きました。
30年近く前に受け持って、受け持ちを離れた後、間も無く亡くなられたかたで、声も顔も手のひらの感触も、未だに忘れられないかたもいらっしゃいます。
そういう方が沢山いる。
本当に頭の下がる仕事をする、尊敬できる、信頼出来る医師もたくさん見てきました。
キツイ中頑張っているナースは、大なり小なりそういった経験に支えられて続けているのだろうと思います。
ただ、体や心を壊して辞めていくナースも多いのは事実。
社会的にクレーマーやモンスターが激増している背景もあり、昔とは人の質そのものが変わってきた印象もあります。
もっとも、他職種の方もそれは同様で、キツイ仕事や辛い仕事を頑張って続けている人はたくさんいるはず。心や体を壊す人もたくさんいるはず。
有給が取れないこともサー残が多いことも、医療職ばかりが特別ではないでしょう。ブラック企業は中小企業ばかりの話ではなく、大企業にも「そんなの許されるのか」という例は実際に目にします。
ですがやはり、医療の仕事は特殊で独特な仕事だとは思っています。
なぜ続けているの?
その答えは、至極シンプルです。
「それでも好きだから」ただそれだけです。
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