先日の記事
の後半の記述に関して、
「それでも私はこの性質に悩み続けている」
「この性質が無かったら」
という趣旨のメールをちらほらと頂きました。
今日はそれについて書こうと思います。
なお、私はカバラ数秘術を学んでいるので、それに沿った書き方をしています。また、それに自分の経験も加味して書かせて頂きます。
自分の性質を受け入れ難い事は、おそらく誰にでもあります。勿論私もあります。
まだ経験の少ないお若い方ほど、嫌悪感を強くしてしまう事もあるだろうと思います。
ですが、経験を重ねていくうちに、それもまた自分だと受け入れることが出来るようになるもの。
上のリンク先の記事にも書きましたが、
人はある1つの性質だけで出来上がっているわけではありません。
1人の人間の中に、色々な性質をもっていて、それが1人の人間をつくっています。
自分では全くそうは思わないけど、人から「あなたはこういうひとね」と言われる場合もあります。
自覚していないけど出ている性質というのもあれば、自分ではバリバリにそう感じるけど周囲からは「えー? そう?」と捉えられているものもあります。
相手によっても、その時の自分の状態によっても、それは変わって来るのです。
そしてそれらを人もあなた自身も「見たいように見ている」と言えます。
その人の価値観、思い込み、「こうであるべき」「こうあらねばならない」など、そういったものによって、見え方は変わるのです。
どっちに目を向ける? 足りないところか、「ある」ところか - Harmonize
同じ人の「完璧主義」の面は、ある人にとっては「頼もしい、この人がいてくれれば安心できる、何でも任せることができる、この人がいないと困る」となる事もあれば、ある人には「あの人はなんでも出来るから、近寄り難い。堅苦しい。それに、ちょっとでも失敗したら責められそう」となるかも知れません。
(↑ちなみにこれは2、3年前までの私に対する外側からの評価です。
自他共に認める完璧主義。自分ではそんなつもりはなかったけど、責められていると思われていたし、実は怖がられてもいました。結構ショックでした)
同じ事でも、別方向から見ることによって、そこに広がる世界は違ったものになるのです。
どこにフォーカスするのか。したいのか。
どんな風に「見たいと思って見ている」のか。
これは数秘術で言うところの性質だけに留まらず、全てのことに言えると思います。
1つ確かな事は、それらの性質は、あなたを苦しめるために備わっているのではないということです。
むしろ逆で、あなたを助けるためにあるのです。
生まれたその瞬間からあなたの中には何人ものあなたがいて、あなたの人生を実り多いものにしようと働いている。
頑固なあなたもいる、頑張り屋なあなたもいる、自由奔放にやりたいあなたもいる。休みたいあなたもいる。どんどん変わりたいあなたも、このままでいたいあなたもいる。
それぞれが、生涯かけて「あなた」という人を完成するために働いています。
いわば、始めから終わりまで、決してあなたを裏切らない、あなたの味方なんです。
あなたはあなたの、どこにフォーカスしていますか?
どこにフォーカスしたいですか?
そしてあなたが嫌うあなたは、本当にその見方しか出来ないものですか?
人の人生のためにでは無く、あなたの人生のために、あなたは、どう生きていきたいですか?
モヤモヤが無くならなくて、それがいつまでもあなたを苦しめ悩ませるのなら、そのモヤモヤ自体を抜く、という手段があります。
あなたはいつまでストレスの種を育て続けますか? - Harmonize
ストレスの種を育てることで学ぶ事ももちろんあるでしょう。
でもそのループから抜け出したいと思うのなら、これまでとは違う事を試してみるといいかも知れません。
同じ事をしていれば、同じ結果しか生まれません。そして同じ毎日が繰り返されるのは、至極当然の事なのです。