◆重要◆カルマとか宿命とか運気とかスピとか言う前に、まずは現実世界です。 - Harmonize
あなたはいつまでストレスの種を育て続けますか? - Harmonize
◆Q
カルマナンバーの記事にあったような過去生から持ち越した宿題があったとして、それはエネルギー的に抜くことは可能ですか?
(こちらの記事のことです)
◆A
結論から言いますと、エネルギーデトックスワークは「不要なエネルギー」を抜くものですから、本当に不要(顕在意識だけでなく潜在意識にとっても必要でないという事)であれば抜けます。
が、このケースでしたら、カルマの解消前であれば、おそらく潜在意識は抜く事に同意をしないと思われます。
仮に強引にやれば抜けたとしても、「私は抜きません」となります。
ですが、それが元になって被ったつらさ、悲しみなどのエネルギーはバンバン抜きます。
ご説明しますね。
カバラの考え方に沿って、先日のこちらの記事でカルマナンバーのことを書きました。
簡単に言うと、過去生からの宿題、過去生においての大きな後悔があって今生ではそれを克服するためにカルマナンバーを選んできたという考え方を書いています。
それは言い方を変えると、「やり直し」に近いですが、全く違った人間に生まれてきているので、純粋なやり直しとは違います。
カルマの解消のために「痛い思い」もするであろうこと、そしてそれも必要があっての経験、恐らくは避けて通れないものであることも書いた通りです。
さてここで、今生にまで持ち越してきているその元々の「大きな後悔」というエネルギーが抜ければ、全て解決ではないのか、痛い思いをする必要もなくなるのでは、という疑問をお持ちになったとしても、当然かも知れません。
普通は痛い思いなんてしたくないし、しないで済むものなら避けたいです。
ただ、もしもそれが抜けるとして、簡単に「じゃ、抜きましょうか」というものではないのです。
何故かというと、「この世に生まれてきた目的そのものに関わる問題」だからなのです。
生まれてきた目的そのものがなくなったらどうなるかは、さすがに断定はできませんが、私はあまりいい感じを受けません。
過去生からの大きな後悔は、それをいじられないように幾重にもわたって相当厳重に護られているはずです。
ですから、たった数回、あるいはたった数時間程度のワークで行き着けるものではないし、
(こちらの記事に書いたように
40年以上も前のエネルギーが浄化されたこと - Harmonize
40年前のものでもほとんど毎日相当抜いて、ようやく到達できた事を考えればお分かり頂けるかと)
顕在意識ではそんなもの要らないと思っても、潜在意識ではそうではありません。
また、この「後悔」は今生での安全装置を担っているとも考えられます。
これがなくなったら生まれてきた目的とは全く違った方向へ突き進んでしまうことも(暴走のイメージ)充分に考えられます。
ブロックもそうですが、エネルギーも、やたらと何でも取れればいいというものではありません。外すべきではないもの、抜くべきではないものもあります。
ただ、
「ワークで抜いたらダメなものを抜いてしまうかもしれない! 大丈夫なの?」
というご心配は、セルフワークをしている分には心配ありません。
何故なら、「必要でないものしか抜けないから」です。
問題は自分以外の「相当に抜く事ができる人」が抜く場合ですが、これもまず心配は無いと思います。
先ほども書きましたが、こういう「生まれてきた目的に関わるエネルギー」のようなものに行き着くまでには、まずは抜く側に相応の力量が求められ、その上で多大なエネルギー量を抜く必要があるからです。
そしてそれに近付けば、安全装置が働く以上、「知らない間に抜けちゃいました」なんて事はないので、心配ご無用なのです。
当然ですが、そこまで行けるセラピストであれば、抜くべきか否かの判断も出来ますし。
…ですから、「これは抜くべきではない」とセラピストが判断したエネルギーは、その時点では抜くべきではないものなのだと思って下さい。
実際、そういうこともあると思います。
…という事で、過去生からの宿題に関しては一足飛びはなく、やはり今生での課題のクリアが最も重要である、ということになります。
ただ、繰り返しになりますが、その過程では様々なことが起きてくるでしょうから、そちらの方はバンバン抜きますのでご安心下さい。
そしてもう1つ。大事な事ですが、修行の場である現世に生きている以上、過去生からの宿題や課題をお持ちでない方はまずいないのではないか、というのが、カバラを学んできての私の印象です。
なので皆が皆それぞれに、たとえそうは見えなくても、何らかの悩み苦しみを抱えているものなのだと思います。
◆なお、カルマの解消がある程度進んできた方の場合はその限りではない(潜在意識が抜くことに同意する)ようですが、おそらくは、相当例外的なケースであろうと思います。◆