～～エネルギーデトックスワーク協会認定上級セラピスト・1dayセミナー講師 現役看護師NAMIです～～
最近、DNRというのを一般的にもよく聞くようになりました。
Do Not Resuscitate =「蘇生処置拒否」です。
心肺停止になった時に心肺蘇生処置を行わない、というものです。
多くの病院でこれが広まってきているので、実際にサインをした事がある方や、その説明に同席した方も割と多いのではないかと思います。
家族の最期について具体的に考えたことはあまりないでしょうから、「どうしますか？」と問われても即答できない人の方が多いと思います。
DNRは、心肺蘇生処置を希望しない、という意思を示すものですが、イコール『何もしないでただ亡くなるのを見ている』というものでは絶対にありません。
緩和に関すること、つまり痛みや呼吸苦、或いは形容出来ない苦痛など、それらを出来るだけ取り除くために有効であることは当然なされます。
ここを誤解するかたが意外とおられるのですが。
そして、１度DNRを希望しサインしたからと言っても、いざその時の家族を目の前にすると、『やっぱりできる限りの救命をして欲しい』と願うかたも少なくありません。
１度サインしたからといって、その気持ちを押し殺さなければいけないものでもありません。
ですがそういう時は、ハッキリとそう医療者側に意思表示をする事は必要です。
父や母、きょうだい、子…それは、世界にただ1人の存在です。
その最期に臨んで、のちに後悔が残るような事があってはならないと思います。
（ただ、それとは別にあれでよかったのだろうか、もっと何か出来たのではないだろうか、という思いは、大なり小なり、皆さん待たれるようです）
わからないことは気兼ねする事なく聞いて、自分の中でしっかり納得がいった上でサインをするのはとても大事なことです。
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