◆重要◆カルマとか宿命とか運気とかスピとか言う前に、まずは現実世界です。 - Harmonize
過去に鬱を患った経験がありまして、心理テストもいくつかやった事があります。その中で「バウムテスト」というのがありました。
その当時は今ひとつよくわからないところがありましたが(鬱状態の時に、自分で結果を分析しようなんていう意欲などあるはずも無かったし)、今はカウンセラーの再勉強中で心理学も学び直している最中で、「ホホーーなるほど」となかなか興味深いものがあったので過去のもの(手元に無いので記憶によりますが)と最近のものとを比較してみようと思います。
バウムテストとは
木の絵を描くことによる自己投影法です。ツリーテストとも言われており、スイスのエミール・ユッカという人が「この地球で直立しているのは木と人間である」ということに着目。
人に「自分の絵を描け」と言っても描きにくいですが、「木の絵」なら描きやすいですね。
ユッカのこの仮説からカール・コッホという人が、実際の「木」と「人が描いた木」を研究して確立させたのが「バウムテスト」です。
つまり、バウムテストで描かれた絵に、自分の無意識下の事や隠れた本音、自分の状態などが出てくるのです。
◆ただし、ほかにも複数のテストの結果を分析したり、場合によっては医師の診察などを総合しないと、『あなたはこうです』というのは言えませんのでその点はご注意下さい◆
◆心理テストの類は、あくまで『その時』の状態を表します。従ってその時によって結果は変わってきます◆
注意
これからバウムテストを受ける予定の方は、以下は読まないことを推奨します。他人の結果であっても、読むことで自分の結果に影響を及ぼすことが無いとは言えませんので。
私の過去のバウムテスト
実物がないので記憶になりますが…木は紙の真ん中、やや下の方に描いていたと思います。でも幹は細かったですね。ただ、曲がったりはしていなくて、真っ直ぐだったと思います。それで、ほぼ左右対称。
枝は枝分かれさせて先細る感じだった。ポキポキって折れちゃいそうな感じ。
葉っぱは描くのめんどくさいなと思った記憶があります。が、しようがないので、なんとなく数枚描いたような。実はありません。
地面は茶色で塗って、根は描いたような描かなかったような。めんどくさくて地面で見えない形にしたのかな。根には意識が向かなかったように思います。
全体的に生気のある木ではなく、冬の木、枯れた木のイメージで描いたと思います。でも色は茶色、枯れた感を出すために黒を重ねたかもしれません。
過去のバウムテストの分析
多分、見る人が見れば、すぐに生気のなさと他人への不安、不信がわかる絵だったと思います。
葉っぱは茂ってないし、1枚1枚、しかも数枚だけ描いていますが、完璧主義的で承認欲求の強さ。もっと自分を見て、私を認めてという気持ちがあったんですね。
まあ、当然です。元夫の不倫は私にとって「私」というものの全否定でしたから。そりゃー自分を認めて欲しいですわね。
木は左右対称なのでやっぱり抑うつ的。(というか、鬱病の診断でしたので)
幹が細いのと黒が混じっている、根が無い(根のことなんて考えられない状態)のは、これも元気がない抑うつ的な状態。更に不安が強く人を(自分も)信用できない状態。
分析的な目を持って見てみると、まあそうだろうなという感じです。
最近のバウムテストの分析
実物の絵の一部です。絵心の無さは除外(笑)
①まず全然違うのは、幹の力強さ。実物はA4版に描いているので、かなり太い幹です。以前の5倍は軽くありますかねー。とても安定しているのがわかります。そして「自分」というのを持てています。
真っ直ぐなのは変わりませんので、やっぱり気質的に真っ直ぐで、頑固な面があります。「これ」と思うとその傾向は結構強くなる感じ。
この2つの複合技で「自分が!」みたいにならないような注意は必要だなと。
②枝を「しゃしゃっ」と描いた葉で隠したつもり。でもこうしてみると、隠したつもりというよりはコミュニケーションに疲れた感じ、拒む感じを受ける。
(実際、この時は仕事上のコミュニケーションでも疲弊していた)
自分に意識が向いています。気分にムラが出来がちで、周囲からの(感情的な)影響を受けやすい。
しかもこれ単色使いではなく、実は複数の色を重ねていますので、その傾向が強いと言えるのですねー。
1枚1枚葉を描いていた時のような細かさと承認欲求の強さは今は無いようです。むしろ大雑把になってきたような印象すらあります。
③地面に草、花、木にも花、周りに蝶。根が草に隠れている
地面に根が隠れているという意図で描いていますが、どの程度の根が張っているかと想像すると、この太い幹を支えられるような太くしっかりした根、と考えていました。それだけの生命力がある、または、それだけの根を張って頑張っていないととても自分を支えられない、という側面もありそうです。
何となく後者のような気が。つまり、いつも踏ん張ってないと倒れるという不安があるのかも。
あとは教科書通りの解釈では無いですが、本音を隠したい、というものが出ているという面もありそうな気がします。
「自分をよく見せたい」という気持ち。
しっかりとした自分を持ってはいるけれど、反面、それを前面に出すよりも周りと迎合して争いごとは避けたい。
あとは、精神的に少し疲れているかな。
それと、どうも依存傾向があるらしいです。これは「えーー? そんなん無いわ!」と驚きの反面、あー、でもそう言われれば…、というものが思い当たります。
過去と現在の変化
なかなか興味深いですね。
鬱だった時との変化は、特に幹の太さと葉の感じが全く違いました。
最近の幹の太さは描き終わってから自分でビックリ(笑)
自分では「私は自分に自信がない」と思っていましたので。でも内面では、積み重ねてきたことに関しての自信は、やっぱりついているんですね。
気になるのは「花はあるけど実が無い」事です。これはどういう意味があるのかちょっとわからないので、そのうちわかったら書こうと思います。
それと念押しで大事な事なんですが、こういった心理テスト的なものは、あくまでも「その時の状態」ですのでね。結果は変わっていくものだということを、お忘れなきよう。
数秘+α鑑定との合致
そうそう、もう一つ。
今回のタイトルにしましたが、この結果って、「数秘プラスα」で自分を観た時の鑑定結果とも合致するものが多々あって、それも興味深いところです。
数秘+αは生年月日と個人の持つ吉数を基にして鑑定するものです。いわば生まれ持った資質になるので、合致するのも当然といえば当然なのですが。
例えば私の場合は、弱っている時のバウムテストの結果と衰運の時の鑑定結果が合致したり、調子の良い時のテストと鑑定結果が合致するというものがありました。
数字は年、月、日によって「入る場所」が動いていきますが、やっぱり元々の傾向には基本的なものがありますからねー。
今回の結果で言ったら、幹が真っ直ぐなのは変わらないとか、根を隠そうとするのが変わらないとか、その辺りは多分基本的なことになるんでしょうね。