映画館で予告編を見てから「これは観よう」と決めていた作品。
ネタバレあり注意
すっごい面白さで、期待以上。
なかなかこんなに期待以上の作品にはお目にかかれません。
全く中弛みなく最後まで楽しめました。
ただ、冒頭の戦艦大和が沈むシーン。あそこだけはツライ。
徹底的にやられる大和の痛々しさ、「もういい加減、やめてやれよ! そこまでする必要があるのかよ!」と叫びたいほどのリアルさ。
実際にああいったことがあったのだとわかっているけど、亡くなっていった若い子たちと同じ年代の息子を持つ身としては…。
でもどうしたって作品的に避けて通れないでしょうからね。
が、その後には破壊や殺戮シーン(戦争って破壊や殺戮ですから)は無かったので安心して観ていられました。
前半は櫂少佐と田中少尉のテンポの良さに引き込まれ、後半はなんといっても会議のシーン。
櫂(菅田将暉)の、見事な矛盾の暴き方。
そしてラスト近く、櫂少佐と造船中将の会話がとても深かった。
全て見越して、どうなるのかも全てわかっていて、でも何も言えない。(言ってはいけない)
それなら何が出来るのか。
民族を残すことに繋げるためだけの、巨大戦艦の誕生と、役割。そしてその犠牲。
いやー。久々にこんな作品が観れて嬉しいです。
ところどころに「あっ! メモしたい!」みたいなセリフもあったしね(笑)
お勧めです。
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